翌日学校でのたかしは、昨日とはちがう、いつものたかしだった。
会話もなく、一度も目を会わすこともなかった。
授業が終わり帰り支度をする私。
外を見ると雨がパラパラ。私は慌てて外へ飛び出し、チビのもとへ向かった。
河原についたがそこに、チビの姿わなかった。
『チビ』『チビ』
何度か叫んだがチビわでてこなかった。
不安だったけど次第に雨も強まってきたから帰ろうと思ったその時だった。

「おい!何してんの?」
たかしが現れた。

『いや。雨が降ってきてチビのことが気になったから来てみたの』

「そっか!チビならもう屋根のあるとこに居るから平気だよ」

『よかったぁ。じゃあ帰るね。ばいばい』

「まてよ!ちょっとついてこいよ!」

「どこに?」

「チビがいるとこだよ」

そう言われてたかしの後をついていくと、そこにわチビの姿が。
『よかったねぇ。チビ』
『濡れなくて』
『てか、ここどこ?』

「おれんち畑の小屋」

「雨の日はいつもここにつれてくるんだ。」

『そうなんだ。』

『ぢゃあなんで河原に?』
私はチビがここにいるのになんで河原にたかしがと思いたかしに問い掛けていた。
「お前が来ると思った」

『どうして?』

「わからんけん思ったんだよ!変な質問すんじゃねーよ!!」

私はこの時確信した。
きっと私はたかしの事を一人の男として意識している。もしかして好きなのかも
「お前やけに今日は質問攻めだな!なんかあった?」
『いや…』

きっとたかしの一言一言になにか期待をして問い掛けていたんだとおもう。