それから私は奏くんと仲良くなる口実を考えて一日が経った。

『おはよう奏くん!私の名前覚えてくれた?』

はい、自然とした挨拶から入ります。ココ重要。

「あー、昨日のヤツ。真愛だっけ」

やっぱ名前は変わってないから嫌でも把握しちゃうよねー!都合よいのぉ。

『うんうん!いやぁ名前覚えてもらえるってこんな嬉しいとは!ありがとう!』

あれ、私なんか馴れ馴れしくないか?もうちょっと落ち着かなきゃね。

「あっそ」

『同じクラスなんだからもっと仲良くしてくれてもいいと思う…あ、いや、友達先行ってるから行くね!またねー』

はい、謎に一匹狼気取ってるから多分結構記憶に刻まれたハズ!