私は闇に溺れていた。

いつまでも抜け出せず、もがいていた。



ある日、キミは私に手を差し伸べた。

光に満ちた、綺麗な手だった。

"救ってやるよ"

"お前を縛り付ける、その忌まわしい闇から"

"お前はもう独りじゃない"


私は誰なのか。

教えてくれたのはキミだった。

闇の中で見つけてくれたのはキミだった。



キミは間違いなく、私の光だった。