モテ期到来!?!憧れ上司とイジワル同期に迫られてます

やっと剛の意味不明な言動が理解できた。

高井戸専務とランチに出掛けた日の剛は何か不機嫌だった。

それに仁との付き合いにも反対している言動を繰り返していた。

それは全部…………


『ずっとお前を想ってた』


私への想いからなんだ。

初めて知る剛の想いが伝わってくる。

目の前に立つ剛の視線と絡まる。


「嘘ついてない?」

「その台詞は俺の瞳を見てから言え。」


そうだ。

嘘でも冗談でもない。

剛の本当の気持ちだ。


「剛、弟でも譲れないコトはあるからな。」

「それは俺も同じだ。」


頭上から聞こえてくる声が冷たく感じる。

いつもの優しい雰囲気は感じられない。

仁も本気なんだと伝わる。

腰に回されていた腕が解かれ、隣に立った仁を見上げた。


「剛、送る。悠菜、また明日。」

「はい、おやすみなさい。」

「悠菜、おやすみ。」

「うん、剛もおやすみ。」


2人に挨拶をして、並んで歩いていく2人の後ろ姿を見送った。