「おはよ!有本さん!」 「おはよう、河野くん。」 あの一件があってから、私と河野くんはよく話すようになった。 クラスの人は莉子以外あまり話さないから、久しぶりにできた、新しい友達。 何故かわからないけど、河野くんに話しかけられても嫌な気なんてしない。 それどころか、もっと、話したいって思う。