私はすぐにNICUでの綿密な管理をされた。

なんども生死の狭間をさまよったらしい。

兄達は毎日毎日私の元へ来た。

両親を失くした悲しみも大きいはずなのに、私に向ける顔は全て笑顔だった。

泣きたいはずなのに。

金銭面では両親はほぼ全ての病院を支配する組織のトップに立っていたので、困ることはなかった。

私はなんとか生きることが出来た。