幼馴染みと、恋とか愛とか

そう言うと立ち上がってキッチンへ向かい、姉に何か手伝おうかと訊いている。

姉は遠慮もなくオフィスのトップに玉ねぎの皮むきを頼み、二人で仲良く料理を始めた。


一緒に暮らしだして一年近く、二人はお互いの両親から孫を期待されて笑って誤魔化してる日々だ。

「そのうち」と言いながら二人だけの期間を満喫してるようで、俺としては、そんな二人の愛の巣に訪ねて来たのは少し気が引けてる。



(……まあでも、これも達川さんへの土産話になるからいいか)



あの人の家に行った後のことを思った。

大学教授以上に恩師と仰ぐ彼が、いつまでも生き続けてくれることを願っている___。




〜ウラ話 END〜