幼馴染みと、恋とか愛とか

経緯を教えられた後、パソコンの操作は出来るかい?と訊ねられた。頷くと、じゃあこっちへ…と管理室への入室を促される。

中に入るとデスクの上には数台のパソコンが置かれ、そこには社員が彼しかおらず、この部屋のことを彼は、「オフィスの秘密基地だよ」と称して笑った。


「社員達にも気づかれないようにソフト管理をしているんだ。他社や外部からのサイバー攻撃やウイルスの侵入が無いかも検査している」


なかなか誰にでも出来る仕事ではないんだ…と話し、この仕事をするには、難しい資格試験にも合格をしないと駄目だと語った。


「僕が思うに君は社長に期待されているのかな。老いぼれの自分が駄目になった後、君にこの仕事をさせたいと思っているのかもしれないよ」


パソコンを操作しながらウイルスの侵入がないかを探っている。大学で多少のコンピューター言語を学んでる俺でも、よく意味の分からない言語が並んでいる。

それを食い入るように見つめていたからなのか、振り向いた達川さんが微笑んだ。