「あら、目が覚めた?」
母とは違う女性の声がして瞼を開けると、白衣を着た女性が私のことを覗き込んでる。
「気分はどう?吐き気とかしない?」
女性が訊くのを耳にして、母と紫苑が顔を覗かせた。
「萌音!」
「萌音、大丈夫?」
二人して目を見開いて、私は二人を心配させないように…と首を縦に振る。
「意識も戻られましたし、取り敢えずは心配はいらないかと思います」
白衣を着た女性は二人を振り返るとそう話した。
「でも、打撲した部位が後頭部ですから、一応念の為に脳外科を受診された方がいいかと思いますよ」
硬膜下血腫といって、外傷が見られなくても頭蓋骨下での出血がある場合もありますから…と説明を付け足した。
「分かりました。明日にでも受診させます」
何故か母じゃなく紫苑が答え、私は心の中で(行かなくてもいいのに)と思ってた。
「もう少し休んでから動いて下さい。今日のところはご自宅で療養して、入浴も控えてね」
私の側を離れた人に代わり、母が椅子に着く。
紫苑は情けなさそうな顔つきで、私は何も言えずに口を噤んだ。
母とは違う女性の声がして瞼を開けると、白衣を着た女性が私のことを覗き込んでる。
「気分はどう?吐き気とかしない?」
女性が訊くのを耳にして、母と紫苑が顔を覗かせた。
「萌音!」
「萌音、大丈夫?」
二人して目を見開いて、私は二人を心配させないように…と首を縦に振る。
「意識も戻られましたし、取り敢えずは心配はいらないかと思います」
白衣を着た女性は二人を振り返るとそう話した。
「でも、打撲した部位が後頭部ですから、一応念の為に脳外科を受診された方がいいかと思いますよ」
硬膜下血腫といって、外傷が見られなくても頭蓋骨下での出血がある場合もありますから…と説明を付け足した。
「分かりました。明日にでも受診させます」
何故か母じゃなく紫苑が答え、私は心の中で(行かなくてもいいのに)と思ってた。
「もう少し休んでから動いて下さい。今日のところはご自宅で療養して、入浴も控えてね」
私の側を離れた人に代わり、母が椅子に着く。
紫苑は情けなさそうな顔つきで、私は何も言えずに口を噤んだ。

