12月24日。


聖なるクリスマスイブ。



この時期が一番大変だと思う。



クリスマスだから、祈ろう。とか、はしゃいでいたら、転んでしまった。とか、色々ある。



今日は、朝から、私は、仕事詰めで、少しイラついていた。


バレないようにだけど。



相手にしていたのは、小さな子供。


*川に、転落。
*はしゃいでて顔から、転んだ。
*料理していたら、火傷した、切った。
*クリスマスツリーの木で、手を切った。


まぁ、しょうもない、理由で、やってくる子ばかり。


そんなことで、怪我するなよ!


と、思ってしまうが、子供だからしょうがないと思ってしまう、自分がいる。

そして、子供だから、また怪我をしないように、『加護』を付けなければならない。

果てしなくめんどくさいし、疲れる。


やっと、時間が空いてきて、休める時がやってきた。


自分の部屋に行って、ベッドに、



ボフッ!



っと、飛び込む。



チェシャが、「何してるの?」という顔で見てくる。


私は、


「たまにこういう事したくありません?」


と、言ってみる。


チェシャは、呆れた溜息をひとつ漏らした。



「な〜に、一人で呟いてるの?」


悪魔がやってきた。


悪魔のエリックは、嘘くさいほほ笑みを浮かべて、接近してくる。


私は、“一人で、”という言い方にむかついた。


「1人じゃないし!チェシャがいるし。」


まぁまぁ、シスターに、あるまじき言語を使う私。


「その猫って、少し変だよねぇ〜。」


まぁまぁ、突然現れたのは、天使のアリエル。


「変って…なにが?」


気になったので、聞いてみた。


「ん〜。何でもないよ。(気づいてないなら、いいけど。)」


なんか、最期ぼそぼそ言ってたけど、聞こえなかった。


ガチャ!


扉がいきよいよく開く。


「ユピ!女神様に挨拶に………誰?それ。」


ウサギは、気づいたように言った。


「あっれ〜?こいつ俺と同じ匂いがするよ?」


エリックも、気づいたようだった。