「よぅ!アリス」「よぅ!アリス!」



げ!双子………!



私は、そそくさ、地下へ繋がる、階段のところまで、行こうとした。






だが!





「おい!アリス、」「どこいくんだ?」





相変わらず、息の合った、喋り方と容姿で…






「ちょっと、地下に用があって………じゃあ、もう行くね…」








「そうだ!泉の女神の礼拝、次は、いつ?」






ディーがいう。




言い終わらずに、喋りかけないでよ!






「来月の10日。もう行く……」






「そうだ!見てみて!これ!」







ダムがいう。

はぁー。


ため息をひとつ。






「なに?」



無視したら、あとがうるさい。





彼らは、ディーとダム。



街の双子。



歌や、自慢話が好きで、勝手に話しかけたり、人の邪魔をしたり、勝手に歌を歌う、いわゆる、自己中。




そして、無視すると、後でめちゃくちゃ、倍ぐらいに話しかけてくる。



「俺らのクリスマスプレゼント!」

「どうだ?かっこいいだろ?」




まだ見させてもらってない。




「どれどれ?」





ディーとダムは、後ろから、何かを出した。





何かとは、ロザリオだった。





まぁ、おもちゃみたいだけど、一応、神力は、灯るようになってるみたい。





あぁ、話は、合わせなきゃいけないんだよね。





「確かに、かっこいいね。」






「だろー!」「だよな!」







あのぅ、もう行きたいんですが……






行きたいけれど、いつの間にか、道の前にいる、双子。








誰か!!助けて!!






「ディー!ダムー!帰るよー!」






こ、この声は!







「はーい、母さーん!今行くー!」






ナイス!お母さん!



(ディー、ダムの。)







一難去った。




また、一難って、言わないでね?



(フラグ)







本っと、ディーとダムは、不思議の国のアリスの登場してくる、双子にそっくり。





自己中心的!




な、ところがそっくり。







そんなこんなで、図書室着きました!!!