夜になったら、教会は閉める。


何か用があるなら、叩いて入ってこい!


という意味だった気がする。

(多分違う。)






私たちは、礼拝堂の横にある、キッチンダイニングで、クリスマスの、パーティーをしていた。
















みんなで、歌を歌い、



豪華な、料理を食べ、



幸せな、時を過ごして、眠りにつく。














毎年そうだった。



いつもは、三人で、過ごしているクリスマス


だけど今回は、三人増えたから、六人になった。













マッドは、「なんで、チェシャが、人に!?」と、驚いていたが、スルーした。

後、天使が理由を話した。




















そんな、楽しい、騒がしいクリスマスを、私は、楽しめないでいた。









さっきのことが気になるから。
















マッドの片目が黒かった理由。




あれは、ウサギが言うように、見間違いじゃない。



あれは、現実。


本当にあった。




それは、後で地下の図書室で調べるとして……













次に、『大聖堂の大門』


あれは、10年前に1回出現してから、誰かが、消して、今まで、現れていなかった。




10年前?


私が、ここに来た時?


記憶が無い時から?


偶然にも、程があるような………?



私の消えた、5年間には、何があったのだろう?



まさか……大聖堂の、大門が、関わっているのか?




まさか…な?






あ〜〜。


考えると、頭が痛い。




私は、もう寝ることにした。





「マッド、頭が痛いから、私寝るね。」




「あぁ……分かった。“おやすみ”」




そう言って、私は、自室に向かった。




いつものように、ベットに潜り布団をかけ眠りにつこうとする。



いつもと違うのは、頭に、モヤがかかっている。ということだけ。





独り言のように、




「おやすみ」





と言って、眠りについた。