先生の独占欲

1年生の教室は4階。
職員室は1階。

そこまで階段であの荷物を持ってきた先生はすごいと素直に思った。

職員室の前で待って先生が出てくるのを待つ。


「半分持ってくれ。」


出てきた先生にそう言われ「はい」と返事した後、ちょうど半分を持とうとすると


「多い。そんなに持てるか?三分の一でいい。」


先生が半分持てって言ったのにな

まぁこれも先生なりの優しさなんだよね。


「はい!ありがとうございます。」


少し歩いて2階ぐらいまで歩いた時だった。


「そういえば村上は?あいつも学代だろ?」


先生が聞いてきた。

校内に残っているのは文化部と暇人しかいない。

今は二人の足音と外からの声しか聞こえなかった。

吹奏楽は確か休みだった。