先生の独占欲

「はい、俺やる。」


大輝だった。

正直いったいなにが大輝を動かしたのか分からなかった。

誰も手をあげなかったからやりたくても出来なかったのかな?

そして早速、仕事が舞い込んだ。

学校の校則やルール、見取り図などが載った書類を人数分まとめてホチキスでとめるというシンプルでめんどくさい仕事だった。


「大輝ー?どういうこと?塾って。」


めんどくさいのだ。クラスの人数は40人。
40+先生用、予備に3つ。クラスに副担任はいないけど、学年担当の先生に各クラス2つ用意しないといけない。

合計は46個。これを1人では時間がかかりすぎる。


「でもしゃーねーじゃん?塾が先に決まってたんだし。」


反論が出来ない。どうしよ、夏瑠はバイトだしなー。


「分かった。1人でやるよ。」


はぁ、とため息をついた。