先生の独占欲



入学式で分かったこと

その1 名前は崎間良衣

その2 今年から先生になる新人教師

なんかその2で安心した。私達と同じ1年生だよね

教室に入ると特になにもせずいろんなプリントを配り始めた。

プリントを配り終わると先生が、


「自己紹介するぞ。まずは俺から言う。」


と言ってなにか紙を取り出した。

もしかして、もしかしなくても‥‥カンペ?

予想通り先生はその紙の文字を目で追いながら喋り始めた


「名前は崎間良衣(さきまらい)。22歳だ。」


と言いながら黒板に名前と22という数字を書いた。

ちゃんとやることはやる人なんだ。


「好き嫌いは特にない。なにか質問は?」


特にないら言わなくてもいいと思うけどな。

質問はほとんどが女子からで内容は

「彼女は?」とか「年下はOKですか?」とかだった。

今分かったことは先生に彼女はいない。

好きになったことがないから年下がOKかはわからない。

タイプはわからない。

彼女がいた事はない。

初恋がまだ。

ということだった。