「…泣かないで、」 私に自分のパーカーをかけると肩を抱き締められた。 本当ずるいよ、松本くんは。 こんな事を好きでもない人にやれちゃうんだもんね。 そりゃあ、モテるよ。 七海ちゃんが言ってた通りだった。 「…すき、」 「えっ、」 「わたし…」 ~♪~♪ 突然私の携帯が鳴った。 画面を見ると正輝の文字が表示されていた。