瑠璃side 「…瑠璃?」 私の隣に座る松本くん。 周りにはたくさんの子供たちや人が楽しそうに遊んでいるのに、 私たちはまるで取り残されたみたいに静かだった。 松本くん。お願いだからもう私の名前を呼ばないで、呼ばれるたび胸が苦しくなる この人が好きなんだって私気付いちゃったから。 でも松本くんは私を好きじゃない。 だから止めないといけない気持ちなのに どうやって止めたらいいか分からない。