「瑠璃…ちゃんの好きな人はどんな人?」 俺は瑠璃の隣に座り聞くと瑠璃はまた俯いてしまった。 やっぱり気になるよ。 例えあのカフェで見た男だとしても、 そうだとしても俺は知りたい。 そして、出来ることならそいつから瑠璃を奪い取りたい。 瑠璃がそれを許してくれるかは分からないけど でも、俺はどうしても瑠璃がほしい。 「私の好きな人は……バカな人だよ。」 「バカ…?」 「そう、だけど優しい人。」 苦しくて見れなかった瑠璃を顔を見ると頬が濡れていた。