「……色々聞かれてただけだよ。」 「そっか、戻ろ。あいつらの所」 俺がそう言うと瑠璃は頷くだけで1度も俺と目を合わせてくれない。 俺たちは一言も離さないまま。 さっき敷いたレジャーシートの元に戻って来たが2人はいない。 「どこ行ったんだ?」 「…売店とか、それか2人で遊びに行ったんだと思うよ」 それだけ言うとレジャーシートに座った。 やっぱり元気ないな。 俺が悪いんだろうな。 こんな所まで来て好きな人にこんな顔をさせるなんて、