瑠璃side
松本くんが何も言わず空き教室から出て行った後私はその場に座り込んでしまった。
それからどれくらい経っただろう。
外はオレンジ色に染まっていた。
~♪~♪
スカートのポケットに入れっぱなしにしてた携帯が突然鳴り始めた。
「……。」
画面には懐かしの名前が表示されていた。
私は返事を返しその人が待っているカフェへと足を進ませた。
「おう、瑠璃こっ…?」
駅の近くにある綺麗でオシャレなカフェに入ると窓際の席で私に手を振っている。
「正輝どうしたの?」
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