「…朝っぱらからなんて顔してんのよ、真琴」


あ…


「ゆうちゃん!」


声のした方を見ると、そこには幼なじみの雨宮優姫(あまみや ゆうき)がいた。


ゆうちゃんは私と小学校からの幼なじみで、中学の頃はバスケ部のエースでもあり、学年一の美人だった。


「おはよ、真琴」


「おはよう、ゆうちゃん」


「…今日もおじさんとおばさん喧嘩してたの?」


ドキ…


「…はは、ゆうちゃんには何でもお見通しだね」


「あたりまえ、何年あんたの隣に居たと思ってるの?」