「そうですよね…
私も休学をすすめようかと思っていました
今心臓が弱っている中
こうして休んだ事で日頃の疲れが出て
体調を崩すようなことになれば
さらなる危険も及ぶことになります

こうも唐突に発作が出れば
何を注意していればいいのか
主治医としても側にいても
対処しきれないものがあります」



「休学にするって言う事は
柚ちゃんにまだ希望を
失わせたくはないと言うことかな」


「はい…正直なところ
復学は2年以内でないといけないこともあり
難しいと思います
でもここでそれを伝える事は
余りに酷ではないかと…」


「うむ…そうだな
しかし柚ちゃんからは
正直に伝えて欲しいと言われているんだろう
私としては大学を続ける事は
休学であっても厳しいと
伝えるべきであると思う
龍くん。」



「はい」


「今回少し落ち着いたら
柚ちゃんと話をしに行っても良いかい」


「もちろんです。柚も喜びます」


「その時に私から
柚ちゃんに伝えさせてもらっても良いかな
もちろんその場に龍くんも
立ち会ってもらって構わん」



「先生にお願いしても良いのですか?」


「君だけは味方で応援していることを
きちんと伝えてあげなければ
柚ちゃんの希望が本当になくなってしまう
ご両親には君から
連絡をしてもらって良いかな」



「はい。分かりました
ありがとうございます
容態が落ち着いたら連絡致します」



「頼んだよ。龍くんも無理しないように」



「ありがとうございます
失礼します」