背中をそっと戻し
医局に戻ると龍が心配して聞いてきてくれた
「大丈夫だったか?」
「怠くて全身がつかれてって
もう静かに泣いてた
おかげで呼吸整わなくて気分悪いって。
少し背中さすってたら落ち着いて
そのまま眠った」
「そっか…
もう少し熱が下がれば
全体的に良くなると思うんだよな
いつも悠にちゃんと効く薬なのに
今回あんまり効かないんだよな
今の点滴終わったら変えてみて
少し早めに熱を下げるようにするよ」
「そうしてあげてくれ
このままいくと体が限界になっちゃう
今はちゃんと起きれてるから良いけど
あんまり起きれなくなると
今度回復が大変になるから」
「少し副作用強いけど
とにかく今は熱下げることに集中するよ」
「頼んだ」

