ほとんど眠れてなかったし
このまま家まで連れて帰るか


そう思ってエンジンを切ると
目を覚ました柚



「ん…ぁれ……
あっ…寝てたよねごめん」


「謝ることないよ
頑張ってくれてありがとう
ほとんど眠れてないし疲れただろ」



「んーん龍も緊張してたし
素敵な言葉選んでくれたし
お母さんもお父さんも相変わらず優しくて
素敵な時間だったなぁ…」



「そんなこと言ったら母さん喜ぶよ
今日はもうお家でゆっくりしよ」


「せっかくのお休みなのにいいの?」



「柚とゆっくりするのも
俺にとっては最高の癒し」


「恥ずかしい…やめて」



そう言って照れながら車を降りていった






そんな可愛い柚を追いかけて
家であまーい時間になるのはもちろんで
疲れてる柚を気遣って
軽くいちゃついてたら
ふとした瞬間に柚は眠ってしまった









これからはより責任を持って
幸せにしていかないとな…



柚の優しい寝顔を見ながら
そう思うほかなかった