1時間ほどで点滴が終わって
処理を始めたら音と感覚で起こしてしまった



「はる?ごめんね起こして」

ふわっと頭を撫でるとゆっくり首を振った


「点滴終わったよ
片付けるね」


まだ寝起きの覇瑠を少しそっとしておくと
眠るかと思いきや完全に目が覚めたみたい


「具合はどう?」


「んーあんまり変わらず…かな」


「そっか…辛いな
俺明日仕事で家に居てあげられないし
俺も龍も心配だからとりあえず一晩入院でいい?
覇瑠嫌だったら無理しなくていいけど」


「んー…した方が、いいんでしょ?」


「さっき発作も起こしちゃったから
今辛いのに無理させたくないし
このまま泊まるのもいいと思うよ」



「ん。わかった」


「ありがとう
荷物持ってくるし心配することはないからね」


「ありがとう」