荘がきてくれるとわかって安心した…


残った体力を使って病院のロータリーに向かった



最終日まで無事終われて良かった…

プルルルルプルルルル

「もしもし」

『もしもしっ今着いたよ
どこにいる?』


「ロータリーのベンチにいる」


『…は?わかった
今すぐ行くから待ってて』



そう言われて切られた電話のすぐ後
走る足音が聞こえてきて
顔を上げると走る荘の姿が見えてきた




「こらっ」

動かずベンチで待ってると
着いて早々怒られた


「ごめんね…?迷惑かけて」


「そこじゃないの。
寒い中外で待ってたら悪化するだろ?
熱あるみたいだし中で待ってればいいのに」


「ごめん…」


「わかった。早く帰ろう
龍に連絡したから病院行ってから帰るぞ」


「寝不足と疲れだから大丈夫だよ」


「帰れないくらい辛いんだから
それでも病院に行かなきゃダメ
ね?とりあえず車行くよ歩ける?」


「はぁい…」


支えてもらいながら車まで移動した