「それにしても覇瑠頑張ってるな」


そう小声で龍が言ってきた


「あぁ。見てて心配になるくらいなんだよ」

「お風呂上がりで化粧してないのもあるけど
少し顔色悪くないか?」


「今朝も全然起きれなくてさ
俺が覇瑠の目覚ましで起きて朝ごはん作ったのは
全然いいんだけど
その後もしばらく起きれなくてさ
結局朝ごはんも半分くらい食べて
バタバタでてったんだよ
夜中もレポートやりながら机で寝てたりさ」


「体調は大丈夫なのかな…」


「少し顔色はすぐれないけど
具合悪そうなところ見てないし
しっかり食べれてるみたいだから
そんなに心配してないんだけどね」


「本人も大丈夫って言ってるんだろ?」


「ああ。疲れは溜まってるみたいだけど
実習先がいいところみたいでさ
楽しいくらいには言ってて
体調もなんともないって言ってる」


「じゃあ俺らの気にしすぎか」