お父さんとお母さんの気持ちを
きちんと聞いたのは初めてかもしれない


それに初めて愛されてることを
こんなにも実感した。



移植を受けること
自分でも生きていたいと思うからこそ
背中を押して欲しかったのかな…


そう自分でも思うほど
4人で話した後は心の荷物が一つ
降りたような気がした






お陰で心の疲れが体調に出て
また2日くらい高熱が続いたけど
1週間2人が来てくれて幸せだった




「電話していいんだからね?
私も電話するわ」


「何も心配することはないからな
何か不安なことがあればすぐに言いなさい
飛んで帰ってくるから」



「ふふ…2人とも心配しすぎ
1週間も時間作ってくれてありがとう
また忙しくなると思うけど
2人こそ体調に気をつけてね
ってなんでママ泣いてるの」


「また柚に会えなくなると思ったら
なんだか私が寂しくなっちゃって…」



「連絡するからちゃんと。
お仕事頑張ってね2人とも」






涙が止まらないママだっただけど
飛行機の時間は迫っていて
パパが慌てた様子で連れて帰った笑





久々に静かな病室…


でも悲しい気持ちがこみ上げる事はない



家族って幸せだな…