「そうなのね…」



「俺がそばにいながら
こんな結果になってしまったこと
本当に申し訳ありません」



「龍くんが謝ることじゃないわ
もちろん柚も悪くないし誰も悪くないわ
あ、そうそう龍くん
私たちね3日くらいって伝えてたんだけど
柚が心配で仕事を調整してきて
一週間くらいはこっちに居られるの
だから柚との時間ゆっくり過ごして
柚も少し落ち着いたらいいかなと思ってるの」



「本当ですか?
柚きっと喜びますよ。
でも多分今はお二人にも申し訳ないって
気持ちでいっぱいだと思うので
いつも通りのお二人の優しさで
ゆっくり話を聞いてあげてください

僕今日休みなんですけど
家族3人でお話する時間にしますか?」


「なに言ってるんだい
龍くんももう家族だよ
4人でゆっくり話そうじゃないか
柚もきっと落ち込んでるし
龍くんも大きな決断をさせて悪かったね
そばで悩んでくれて感謝してるよ」



「ありがとうございます」



「じゃあとにかくまずは
柚のところへ行きましょうか?」


「そうだな。
話してみないと始まらないしな」


「じゃあご案内しますね」