先生が出て行ってから どのくらいの時間が経ったのだろう この白い部屋の中で 俺と柚は手を繋いで お互いの体温だけを感じあった 「龍 たくさん悩ませてごめんね」 「柚が謝ることじゃないよ 俺こそ主治医なのに 治してあげられなくてごめん」 「龍…っ」 続けて話そうとした柚は また溢れた涙で邪魔されて 今度こそ強く柚を抱きしめた