「ちょっと!大きな声でそう言うこと言うな!」


「あれー?ご機嫌ななめなの?」


「あんたがいる時に機嫌がいい時なんかない!!」


本気で言ってるのに目の前でケラケラ笑われると腹が立つ。


「よし。じゃあ行こう!」


急に肩を抱かれて、すぐ近くに駐車してある黒い車の方ににクルッと体の向きを変えられた。


「ふざけんな。帰る。」


「…?」


は?、なに訳が分からないみたいな顔してんの?!私の方が訳分からないわ!


ボソッ「今日は震えないんだね」


「え?なに?」


「よし!いこう!」


「だから行かないって!!」