「お待たせいたしました。」
ウェイトレスさんにハンバーグだのなんとかチキンだの、とにかく大量に注文するリュウキ。
身長があるとこんなに食べれるのか。
ハンディを忙しく動かすウェイトレスさんに少しだけ申し訳ない。
「あ、あとコンスープも。」
最後に付け加えたあと、以上。とメニューをやっと閉じたリュウキはウェイトレスさんが去ってから水に口をつけると私を見た。
「……なによ。」
「……。」
「……。」
なんなんだこいつは。
「…化粧崩れてんぞ。」
!!!!
そりゃ、お風呂にも入ってませんからねぇ!!!!
「もう口聞かない。」
「崩れてても綺麗なお前が怖い。」
「キモ。」
くすくす笑いながらバカにされんのも慣れてきたわ。
自分の顔が今どんだけ悲惨だろうと誰にも迷惑かけてないわよ!!
ついでに言うならTシャツに短パンに冬用のコートを着てるへんてこな女よ!
