私があの時頭を撫でられることを拒んだせいなのか、撫でようとしていた手をどこにやっていいのか分からなさそうにした後に、なぜか急に部屋を出た。
灰皿のタバコはいつの間にか短くなって火も消えていた。
……勿体ないな。
少しの間、灰皿を見ていると
ーフワッ
「???」
柔らかい……布?
「春でもまだ冷えるから。」
「大丈夫。」
とっさに返そうとする
「だめ。言うこと聞いて。風邪ひいちゃう。」
「……。」コクン
「ふっ。どういたしまして。」
柔らかい毛布は辛すぎないシトラスのような香りがした…。
なんだろう。……落ち着く。
ん…眠く……なって……
…気持ちいい……
…………。
……。
