ーー…………。
どこよ。ここ……。
あれから終始無言でタオルケットに丸まっていた私。
どれくらい走ったか分からないヤツの車は馬鹿でかいマンションの駐車場に止まった。
走って15分くらいだろうか。
はぁ……。1時間にも2時間にも感じた車内。
しつこい質問にも全て無視をしてやった。
ヤツも諦めたのか途中からは運転に専念していた。
震えも止まったし、もう何されてもどうでもいいやなんて諦めモードの私。
犯されようが殴られようが売られようが殺されようがもうどうでもいい。
お高く纏ってもしかたないし、所詮私はそんな女だ。
「ほら、降りて。」
運転席から降りたヤツは助手席にまでわざわざ回り込んで扉を開け私に目線を合わせた。
「……。」
「また抱っこがいいの?そっか、仕方ないなぁ……」
「っ!。分かったわよ!降りるわよ!」
「ん、いい子。」
手を伸ばして私の頭を撫でようとする手をパシッと交わした。
「やめて。触らないで。」
「…………。」
なにか言いたげに私を見るヤツ。
「なんなの?何か言いたいなら言いなさいよ。」
「…。なんでもない。ほら、いこ?」
助手席から降りた私を確認してから扉を閉めて、ボタン式のキーで車をロックしてからニコッとまた私を見る。
「気色悪い。見ないで。」
「おねーさん。子供か。」
「成人してるから法的には大人何だけど。あんたの大人の基準がわからないから。」
「ぷっ。なにそれ。おねーさん面白いね。」
「それはどーも。」
