でも自分が行きたかった高校もある訳じゃ無かったし


特に断る理由も無く、入学を決めた。


(自分、性格適当やな~~…)


と何度思った事か……。


と言う事でこれから入学式が始まる。


『えー…皆さん、おはようございます。えー………』


長い長い校長の話。


(えー…が多いっちゅーねん。)


と心の中で一人で突っ込んでたら、


『なぁなぁ!名前なんて言うん?!』


誰かが私に話しかけてきた。


――これがヒナとの出会いだった。


『岡田華恋……。』


『華恋って言うんや!!私は片本陽奈!!よろしく!!』


『よろしく!…陽奈ちゃん!!』


『もう~!!ヒナでええよ!!』


『わかった。ヒナ!よろしくな★』


『うん!よろしく!カレン!』