もう無理だなって思ったのは、私の”許嫁”に3回目の変更があったからだった。

許嫁なんて実際古すぎるし、自分がこの家の子供じゃなければ許嫁って単語自体知らないでいたかもしれない。


それでも普通は・・・いや、普通は許嫁なんていないってことは置いといたとして・・・許嫁ってのは結婚する相手がコロコロ変わるようなシステムじゃないはずだ。

現代ではそんな考え古いってことなら、許嫁自体が古いよ。


3人目の許嫁は顔も見てない。

もう無理だと思って家を出たから、見てない。


家を出てどこへ行ったかって?


独り暮らしの叔父さんの家。