アストライア魔法学校の編入生

朝の煩いチャイムで魔子は目を開け、体を起こす。

大きく伸びをする魔子。

静まり返る教室。

今日もまたいつもと何も変わらないつまらない1日が始まる。

そこにガラッとドアが開き、

戦術魔法学部 4年 担任 22歳

明月 聖良 (あかつき せら)が入ってくる。

キャラメル色のカールがかった

ショートヘアが彼女の幼い顔によく似合っている。

フワフワしている彼女はこの学校でも人気の高い先生であると同時に、


あのローゼンクロイツ魔法学園に次ぐ、

名門校 ベルフェール魔法学校寮監トップの

葉月有馬(はづき ありま)の婚約者でもある。

そのため、この学校の者達 校長でさえも、

彼女にだけは頭が上がらない。

「みーんーなー。

きょーは転校生をしょーかいしまーす。

転校生どーぞー。」

担任が甘ったるい声で眠たげにいう。

珍しい転校生に興味津々の生徒達。

扉が開き、少年が現れる。