アストライア魔法学校の編入生

そんな学校の生徒会長を努めている


誰も着ようとしない制服を毎日着用し、

漆黒の長い髪を靡(なび)かせながら歩く少女

戦術魔法学部 4年 コード番号 11

天月 魔子 (あまつき まこ)。

成績は常に学校トップ。

誰にも譲ったことはない。

無口で常に冷めた発言しかしない彼女は

【 冷徹の魔女 】

と呼ばれ、特定の人にしか

笑顔を見せない。

父はローゼンクロイツ魔法学園園長、

母はローゼンクロイツ魔法学園の

ライバル校でもある

ベルフェール魔法学校副院長という経歴。

魔子は両親にローゼンクロイツ学園に通うよう、

何度も勧められた。

しかし、彼女は

どうしても当時はローゼンクロイツと競うほどの

強豪校でもあったアストライア魔法学校に

通いたいと言い続けた。

両親の反対を押し切り、入学した。

そして生徒会長まで上り詰めた。



そのため両親とは疎遠になり、仕送りだけは毎月1回送ってもらっている。

魔子は一人暮らしを4年間続けている。