その数日後・・・


ー 生徒会室にて。

すー、すー、すー・・・

「・・・ちょっと。」

すー、すー、すー・・・

「・・・レピゴーパス(身体浮上)。」

吾羽の身体が空中に浮き、

そのまま天井に打ち付けられる。

「・・・いってぇーな。

寝てる時は反則だろ、天月。

てか、生徒会長の扱い雑すぎじゃねーか?」

天井に浮いたまま反論する吾羽の間抜けな姿に

思わず吹き出す魔子。

「・・・おい。何笑ってんだ。

おーろーせー。

・・・ったく気が荒いなぁー。

スコージ・・・」

呪文を解こうとした吾羽の口が止まる。


「いや・・・まてよ。

この場所さいこー。」

「・・・?」

吾羽のさいこーという言葉を5秒くらい経ってから、

ようやく理解した魔子はすぐに呪文を解く。

刹那、吾羽はものすごい勢いで

天井から机にたたきつけられる。

「・・・いてぇーってば。

なんだよいきなりおろして。

俺はものじゃないんだけど?


・・・ちくしょー。

会長のおっぱいとその巨乳の女の子のおっぱい

見放題の最高な場所だったのに。」

「もう、ちゃんとして。

・・・ごめんなさい。続きやりますね。」

そういうと魔子は、

悲しそうな表情をする吾羽を無視し、

向かいの席に座る金髪の美女に体を向ける。

「あ、あのー、天月副会長?」

「・・・なに。」

「・・・今なにやってんだっけ。俺ら。」

「・・・はい?」

「・・・いやなんでこんな巨乳の美少女が

目の前にいんのかなーって。」