アストライア魔法学校の編入生

・・・



「なんだこの、メロンパンは・・・。



美味すぎる!!」

もぐもぐと両手にメロンパンを持ち、

10個ものメロンパンを目の前にし、

食欲を爆発させる吾羽と、

それをただただ、

見つめ続ける魔子は現在、生徒会室にいる。

・・・学校では放課後のチャイムが鳴り響いている。

「・・・で、会長やってくれるの?」

「・・・ん?なんのこと?」

メロンパンを頬張りながら答える吾羽。

「・・・ふざけないで。

生徒会長からの直々の命令なんだけど。

このままじゃ、この学校は確実に終わる。」

「・・・そーだねー。確実に無くなるねー。

まてよ、このメロンパンも無くなるのか・・・

それは辛いな。」

そういうと、吾羽は持っているメロンパンを

よしよしと優しく愛でる。

魔子は続ける。

「・・・私はそんなことしたくない。

この学校をもっと強くしていずれは、




全国魔法技術総合大会に出たい。

笑われるかもしれないけど、それが・・・



・・・それが私の夢。」

・・・全国魔法技術総合大会とは

厳選な審査で選ばれた全国の強豪チームのみが

己の技術を全力で出し切り、全力で戦い、

そして勝敗を決め、世界一を目指す・・・



そんな、魔法学校の誰もが憧れる大会である。

「・・・ふーん、で?

その、あんたの夢の実現のために

俺にここの会長をやれ・・・と。

そういうこと?」

「・・・うん。」