翌日から私は先生を避けるようになった。
避け続けて数日経って、1年の時クラスが一緒だった友人が私の異変に気付いた。
「佐江、大丈夫?最近中嶋先生と話してなくない?」
「うん、ちょっと色々あって。学校辞めたいって言ったらやめれば?って言われちゃって。」
「そっか。佐江さぁ、もうちょっと今のクラスに馴染もうとしたほうが良いんじゃない?
私はいつまでも友達だけど、佐江のクラスにもきっと気の合う子がいると思うよ。
先生もさぁ、その一言はダメだと思うけど、辞めたいって言われて寂しかったのもあると思うよ。」
友達に言われて気付いた。
私は今のクラスに馴染む努力を全くしてなかった。
人のせいにして、甘えて優しい言葉を待ってる、嫌な奴になってた。
