私は、いつものように、制服を着て、朝ごはんを食べて、隣の家に向かう。
そして、
「ほら、早く起きて。学校遅刻しちゃう!もう、高校生にもなって、なんで私が起こさなきゃ行けないの!?」
と、言いながら、光希の布団をめくりながら言う。
「う~ん。って、なんで、莉菜がいるの!?」
「なんでって、あんたを起こしに来てあげたんでしょう?」
すると、
「だから、莉奈は女の子なんだから、もうちょっと考えてよ。」
と、頬を膨らませながら言う。
相変わらず、光希は美人さんだ。普通の女の子が、頬をふくらませたりしたら、気持ちがられるのに。と、思っていると、
「ねぇ、私の話聞いてる?」
「えっ。あ、ごめん。聞いてなかった。」
「も~う!だ~か~ら、莉奈は女の子なんだから、もう少し考えてって言ってるの!」
「何を?」
「はぁー。もう!莉奈はとっても可愛いの!だから、不用心に部屋に入ってきち
ゃダメ!」
「だめって、光希は女の子じゃん。」
「それでも、ダメ!!」
「はいはい。分かったから、早く服着替えて、学校に行くよ!」
私は、そう言いながら、ブツブツ言っている光希を急かして、私達は学校へと足を
急がせた。