学校の王子様は地味子に夢中?!

私たちは、会議室の中にいた先生に「そろそろ始めるぞ」と声をかけられいそいそ教室に入っていった。



中に入った途端、女子からは歓声があがる。



『十宮くんと一緒なんてラッキー』
『相馬くんもいるよ、学校のツートップと一緒なんて実行委員なれて良かったー!』



まあ、そりゃそうなりますよね。十宮くんは学校の王子様なんだから。それにきっと、相馬くんもとてもイケメンだから人気があるだろう。



私は肩身の狭い思いをしながら空いていた席に3人で並んで座る。右には十宮くんで左に相馬くんだ。



ううぅ、なんか挟まれてて居心地が悪い。それに女子たちのあの視線だ。妬ましそうにこちらを見てくる。すみません、2人の隣にこんな地味な奴が座って、



そう心で謝っていると「静かにしろよー」と先生の声で静かになり始まった。




あれ?ない。



私は今、消しゴムを探しています。6時間目の授業が終わって全部筆箱にしまったと思ったんだけどな、、



実行委員の話はどんどん進んで行きメモの方はどんどん遅れを取っていく。
そのとき、



左隣から腕がのびてきて私の机の上に消しゴムが置かれた。



「それ使ってていいよ」



「あ、ありがとうございます」



え、気づいてたの?私が消しゴムを探してたのを
急いで間違えた所を消して返そうと思ったが



「大丈夫、使ってていいよ」



そう言って、相馬くんはまた前に向き直ってしまった。



戸惑ったけど、有難く使わせてもらおう。



「じゃあ、今日はここまで。次回は競技参加者を決めてから集まるように、おつかれ」


先生のその言葉で会議室は騒がしくなりどんどん教室から出ていく。