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電車もいつもより1本遅くなってしまい、ギリギリの時間で学校に着いた。




クラス替えをしたばっかりだから、最初1年生のクラスへ行こうとしちゃったけど、1年生の教室前の廊下は知らない人ばっかりだったため、焦って2年生の教室へと向かった。




「おはよう、今日はギリギリだね」
席で本を読んでいる今日も美人な聖奈に驚いたように見られた。




「おはよう、急いで来たから本当に疲れた。」
息はハァハァしている。



HR開始のチャイムがなり、慌てて席に着いた。
うわー、本当にギリギリだったな。




「北門さん、おはよう」




席につくと、隣の十宮くんが王子様スマイルで挨拶をしてきた。



う、眩しい!




「おはよう」



きっとこの時私は目を眩しさで目を細めていたかもしれない。