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「みわー!早く起きて!目覚まし鳴ってるよ」
大きな声で起こされ、布団を引っペがされた。
うぅ、寒い。
春だといえ、まだ朝は寒い。
「あと少しだけ〜」
そう言って、まだ開かない目で手探りで布団を元に戻そうと手を伸ばした。
「だめだよ!ほら、起きる!朝ごはん出来てるからね」
しぶしぶ体を起こして、リビングへと降りて行った。
「お父さん、おはよう」
眠い目を擦りながら、リビングでコーヒーを優雅に飲んでいるお父さんに挨拶をした。
「おはよう、今日もまたゆっくりだね。時間大丈夫?」
「もっとみわに言ってやってよ!この調子だといつか遅刻しちゃうよ。もう、お父さんはみわに甘いんだから〜」
普段、会社や外に出るととてもクールなお父さんだが家では家族には本当に甘い。
以前、お父さんの会社の人からお父さんはクールに仕事をこなすとても頼れる人だと言っていたが家では全く想像もつかない。
まあ、仕草とかは落ち着いているしスタイルもいいから、今だってコーヒーを飲んでる姿が本当に様になっている。
