実を言うと、私もその1人だったりするんだけどね。
聖奈と初めて会ったのは、小学5年生の時である。遠足の班を決める時、私は友達と言える友達がいなく、どうしようかと1人で悩んでいた所、
「ねえ、一緒の班にならない?」 そう言われ、顔を上げると、聖奈がいた。
聖奈はもう既に美しいという言葉が似合う顔をしていて、小学生とは思えない大人っぽさを持っていた。
ずっと私は怖い人だと思っていたし、話しかけられた時はびくっとしてしまったが、案外そんなこともなく中身は普通の女の子だった。
それからと言うもの、中学校、高校と聖奈とはずっと一緒で長い付き合いなのだ。
十宮くんは聖奈の無表情ぷりに動じる事もなく、笑顔で聞いていた。
誰でも分け隔てなく、接するところが男女共に人望が厚い理由なのだろう。
私もこんな風に誰とでも仲良く話せたらいいな〜なんて考えていた。
