Deal×Love

その言葉に私は必死に何度も頷いて返す。

口から心臓が飛び出そうで、言葉で返せなかったから。

ドキドキしすぎて、鼓膜まで心臓の音が響いている。

海さん、何て言う……?




「良いよ」

その言葉にパッと目を開ける。


「でも、俺のベッドで眠るなら、覚悟してよね?」


誘うような、妖艶な顔に、心臓の音が限界値を超えて高鳴る。

返事、返さなきゃ……


「……はい……」

緊張しすぎて、声が掠れた。

そんな私を見て、海さんは余裕そうにクスリと笑う。