Deal×Love

「ごめん、アリサに気を遣わせて」

私は笑顔で謝った。
そんな私を見て、アリサも安心したようで自然な笑顔になってくれた。

「流石椿、持ち返すの早い」

「ありがとアリサ。私、頑張る」

「それでこそ椿!海さんとの結婚を本物にするべく、椿からアプローチしてみなよ!椿の純情すぎるところを見て、海さんも手を出せないかもしれないし!」

「アプローチ……」


私はこの結婚を、本物にしたい。

海さんに振り向いてもらいたい。