「お風呂入った?」
次の日、夜二十二時に帰って来た海さんが何故か訊いてきた。
私が服を着ているせいかもしれない。
実は私、海さんにあの熱を出した時以外、恥ずかしくてパジャマ姿を見せていないのだ。
「はい」と私が答えると海さんは何故かキッチンで手を洗い、私の手も洗わせて。
私が洗い終えると手を握った。
「こっちにおいで」
一気に上がる私の心拍数などそっちのけでソファーに手を引いて私を座らせると、海さんも隣に座った。
「両手を出して」
「は、はいっ」
言われるがまま、私は両手を差し出す。
すると海さんの手には白い十五センチ程のチューブが。
よく見るとそこにはハンドクリームと書いてある。
そして海さんはそのチューブの蓋を取って少し中身を押し出し自分の指に付けると、私の指を開いている手で掴み、ハンドクリームを付けた指を私の荒れた指に優しく塗り込み始めた。
次の日、夜二十二時に帰って来た海さんが何故か訊いてきた。
私が服を着ているせいかもしれない。
実は私、海さんにあの熱を出した時以外、恥ずかしくてパジャマ姿を見せていないのだ。
「はい」と私が答えると海さんは何故かキッチンで手を洗い、私の手も洗わせて。
私が洗い終えると手を握った。
「こっちにおいで」
一気に上がる私の心拍数などそっちのけでソファーに手を引いて私を座らせると、海さんも隣に座った。
「両手を出して」
「は、はいっ」
言われるがまま、私は両手を差し出す。
すると海さんの手には白い十五センチ程のチューブが。
よく見るとそこにはハンドクリームと書いてある。
そして海さんはそのチューブの蓋を取って少し中身を押し出し自分の指に付けると、私の指を開いている手で掴み、ハンドクリームを付けた指を私の荒れた指に優しく塗り込み始めた。



