「椿御嬢様、そろそろ一人で作ってみますか?」 次の日の夕方。今日もひさ子さんと夜御飯の準備をしようとしてエプロンを着たところに、ひさ子さんからまさかの提案。 「私にはまだ無理です!」 私は戸惑いながら返す。 「何事もチャレンジですよ」 ひさ子さんの言葉に確かにそうだと納得した。 それにひさ子さんが傍に居てくれるし、海さんに手料理を振舞いたくて始めたこと。 『ピロリン』 そこに海さんからのメール。 『今日は二十時に帰れそう』 しかも海さんが早めに帰ってくる。 「頑張ります!」